2011年10月24日

夕暮れに手をつなぎ:桜木知沙子



<あらすじ>
婚約消滅、さびれた町での一人暮らし──人生負け知らずだった真中は、最近まったくついていない。
その夜も突然の雨に降られてしまうが、ふいにくたびれた中年男から傘を差し掛けられた。
男が子供の頃の真中にキャッチボールを教えてくれた谷内とわかり、
二人はそれから飲み友達となる。おだやかな男に傷心を癒される日々。
そんななか真中は、谷内に恋をしている自分に気づき……?


桜木さんがオヤジ!?Σ(゚Д゚;)とびっくりしましたが、とっても桜木さんテイストのお話でした。




結婚間近の恋人との別れがあったりですっかり落ち込んでいたのだけど、自分が小さかった頃遊んでくれた人に、大人になってからの再会。
相手も、離婚して独身に、なんとなく飲み友達となり、そこにながれる穏やかな空気に癒されていく。
再会してからの二人の間には大きな事件は起こらなくて、変化なんて無いようにみえる毎日にも少しずつ変わるものがある。
そんな風に、穏やかに始まった恋愛は両思いになってからも、やはり穏やかでゆっくり進んでいきます。
年上の恋人が持つ悩みはやはり定番だし、若い恋人が彼の前妻にいろいろ思うことがあるのも当たり前で。
でも、そんな小さな波では揺るがないほどの、安定感がふたりにはあります。
最後までどうなるかわからないジェットコースターみたいな恋もいいけど、たまにはこんな穏やかな関係もいいな。

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