2006年08月02日

姫君の輿入れ:和泉桂

姫君の輿入れ
姫君の輿入れ
posted with 簡単リンクくん at 2007. 1.28
和泉 桂著
大洋図書 (2005.12)
ISBN : 4813011136
価格 : \903
通常2-3日以内に発送します。


<あらすじ>
左大臣家の一の姫・狭霧は、生まれた時から、男子でありながら、ある理由から女として育てられていた。
それは誰にも知られてはいけない、重大な秘密であった。
しかし、ある時、それが父の政敵である、宰相中将・源実親に知られてしまったあげく、身体も奪われてしまう。
けれど、実親は、意外な申し出をしてくるのだった・・・。
遊び人の貴公子×深窓の姫モノ。

ということで、初・和泉桂さんは、平安モノです♪
平安モノといえば、基本はやはりジャパネスクでしょうか・・・。
最近になって、実は買い直しました。
それ以外にも、いくつか読みましたが、やはり個人的にはやはり、暗夜鬼譚が・・・(笑)
そんなことより、この作品です。
わりと、というか、かなり平安モノ好きなんですけど、BLではこういうの初めてでした。
基本的に、女装モノって、う〜ん?な感じなので、どうかなあとは思ってたんですが、やはり平安モノって、あの華やかで雅な世界が最高なので、思いきって、手を出してみることに。
想像より全然、よかったです。




やっぱり女装モノは苦手なんですが、こういう風に、もっともらしい理由があって、しかもこの時代だったらアリかなーと思えたので、今回のは全然許容範囲なのです。
しかも、本人の意思ではないというところが、またいいというか、ツボというか(笑)
子供なんて、親の道具でしかなかったんでしょうねえ、この時代・・・。
しかも貴族ともなれば、本人の意思なんて、どこまで尊重されるのか。
そんなわけで、ずっと流されるままに生きてきた狭霧が、実親に出会ったことから、すべてが変わりはじめる。
いわゆる、遊び人で、有名な実親。
美しいと噂の狭霧に、なんとなく興味を持ち、いつものように手を出してしまう。
しかし、肝心の姫が実は男(笑)
なのに、つい本気になってしまい、強引に結婚に持ち込んでしまう。
もともとは、政敵同士にあるふたつの家。
狭霧には、実親が自分に近づいてくるのは、政治目的にしか思えない。
しかも、名うての遊び人、自分なんかに本気になるはずなんてないと思い込んでしまう。
一方の、実親にしてみれば、どうしてこんなにも愛してるのに、なぜつたわらないのかわからない。
そして一緒に暮らしはじめれば、狭霧の新たな面に触れ、ますますのめり込んでしまう。
・・・とても、空回りな二人(笑)
それにしても、実親の愛が深すぎて、やられました・・・。
流されっぱなしだった狭霧に、自分で選ぶということを教えるのは、ほかでもない実親。
家の中から一歩も出したくないくらい愛してるくせに、自分の手を離れていくかも知れないなのに、狭霧に可能性というものを教えた。
そして、帝のいらぬ怒りを買って、あっさり左遷させられてしまう様は、哀れを通り越して、お間抜けです・・・(笑)
というか、こんな帝で世の中うまくいっていたのかとはなはだ疑問が。
暗夜鬼譚の帝とはれるくらい・・・政治能力低過ぎ(笑)

それにしても、読んでてカタカナがひとつも出てこなくて、感動でした・・・。
これからも和物BL求む!!

posted by 棗 at 21:52| Comment(2) | TrackBack(3) | BL(小説)>和泉桂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは〜、会長!

>そして、帝のいらぬ怒りを買って、あっさり左遷させられてしまう様は、哀れを通り越して、お間抜けです・・・(笑)

お…お間抜け…ですか?(爆笑)
確かに、そういわれてみれば、そうですね。
でも、実親の愛の深さにやられたのは、私も同じかもしれません。
少年の成長を見守る大人というのはツボなので(見守るだけじゃなくて、手を出してしまうのは、もっとツボ/笑)

TBいただいて帰りますね〜!ありがとうございました〜!
Posted by suzuya at 2006年09月19日 05:26
お、おはようございます・・・suzuyaさん。
コメント&TBありがとうございました♪

ビバ、平安BL!
これを期に、和泉さんの他の作品にも手を出してみようかという気になってます〜。

>見守るだけじゃなくて、手を出してしまうのは、もっとツボ
いい大人のはずが、子供だとわかっていながら手を出さずにいられないってのが、ツボな私にはたまりませんでした。
やはり、据膳はいただいてこそですから(笑)
そこは、一気にオトコらしくいっていただかないと。

できれば続編を見て見たいような気もしてますが、ムリでしょうね・・・。
Posted by 棗 at 2006年09月19日 21:16
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

いい声で 鳴くよ受け姫 平安京
Excerpt: いづれの御時にか・・・・・と書き出そうとしたら、作中に「五条帝の御世」と、はっきりくっきり書いてありました。 京に遷都してから二百年以上が経過した、平安時代中期のお話です。 姫として育てられた..
Weblog: ほもほも日記
Tracked: 2006-08-09 02:14

姫君の輿入れ
Excerpt: 【姫君の輿入れ】 和泉桂 / 佐々成美 (SHY NOVELS)  「私は何も恐れはしません」    「では、私が教えましょう」  「何を?」  「恐れも、怒りも……..
Weblog: plastic-paradise
Tracked: 2006-09-19 05:12

姫君の輿入れ
Excerpt: 昨日は睡魔に負けて、ブログ更新をサボってしまったので本日2本。 本当はこの作品の感想を、昨日のウチに取り上げるつもりでした…。 この作品は日参ブログサイト様で概ね好評でしたので、購入に踏み切り..
Weblog: la aqua vita
Tracked: 2006-10-31 22:07