2011年06月29日

純情不埒:高遠琉加

高遠 琉加
アスキーメディアワークス
発売日:2011-06-07



<あらすじ>
「ユイジにお願いがあるの。うちの旦那を誘惑してくれない?」上得意客から、年上の歯科医・佐倉を堕としてくれと頼まれたホストの唯司。首尾よく佐倉の自宅に入り込み同居生活を始めるが、不器用で繊細な佐倉に強烈に傾く自分を感じて!?なんでもそつなく器用にこなす、そんな仮面の下に隠れた自分が、本当の恋に揺さぶられて『好きだ』と叫ぶ―たくさん泣いたあとに幸せになれる、ふるえるような感動作登場。


一人称の作品って苦手なはずなんだけど、高遠さん読んでる時は、全くそれが気にならない。




ミイラ取りがミイラになるってはなしは、BLではよく出会うようなシチュなんですが、そこに年下ワンコが加わると、あらまあ不思議、美味しいのなんのって(笑)
しかも青田買いは、年上受けのロマンだよね(≧∀≦)

職業ホストというくらいだから、人を騙すのなんてチョロいぜ、な唯司。
案の定あっという間に、あいての懐に入り込んでしまうわけだけど、相手の佐倉だって、それなりに場数踏んできたオトナですから、そう簡単には…おとせない。
二人はお互い嘘ついたり、隠し事あったり、そんな微妙なバランス保ちながら、”同居”を続けるわけだけど、そのすべてが判明するまでの二人の間に流れる空気がよかったな。
安心したり、居心地良かったり、すごくやわらかい空気があるようで、実はすごく緊張感はらんでて。
高遠さんといえば、痛いってイメージなんだけど、今回は純粋に切ない、だったかな。
好きになった人を騙してる、自分を騙した人を好きになった、「騙してごめんなさい、好きになりました」じゃ終わらせられないよね…。
唯司のやったことは、決して許されることじゃない、けど思いが佐倉に届いたのは、やっぱり唯司の中身が本人が言うよりずっと優しくて純粋だから、そういう人間性の持ち主だったから。
というか、完全に惚れた弱みなのかな。

しかし、今回は久々にこんなに女性陣がいっぱい出てくる作品読んだな〜。
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