2006年05月28日

さよならを言う気はない:英田サキ



<あらすじ>
警察を辞め、『陣内探偵事務所』でひとり探偵業にいそしむ男、陣内拓朗。
そんな彼の元に、ろくでもない依頼を持って現れるのは、凶暴にして美貌のヤクザ、天海泰雅。
陣内にとって、天海は疫病神のような存在でしかないのに、なぜか依頼を断れない。
そして今日も、厄介事を抱えて、天海は陣内の元を訪れる。
探偵×ヤクザモノ。


英田さんの、新刊です。
警察を辞めた探偵と、アタマにヤのつく自由業のカップルって、前にも読んだことはあるような気が、と思ったんですけど「夜が蘇る」の彼らとは、逆ですよね、受・攻。
それにしても、私の中で英田さん=エスのイメージが強くって、あんな雰囲気の作品だと思い込んで読みはじめて、あれ?みたいな・・・(笑)
でも、こういうのも嫌いじゃないんですけど。





美人で気が強くて凶暴。
そんな天海がまだ高校生だった頃、出会ってしまったふたり。
その頃はまだ警官だった陣内。
それから何度か出会うことがあって、そのたびに状況が変わって、12年後の今、大物ヤクザと探偵という関係でようやく落ち着く。
会うたびに、陣内は天海から依頼という名の、面倒ごとを押し付けられてしまうのではあるけど。
今回も、最初は恩人の息子を預かってほしいという、表向きは実に単純な依頼だったはずなのに、なぜかそこからおかしな方に話が転がっていってしまうのだった。

「嫌いな男にしつこくつきまとうほど、俺は閑人じゃない」
天海のこのセリフがもうすべてだなと。
どんなに強気の言葉で攻めても、どんなに自分から乗っかっていっても、結局、天海って、すごく陣内に関しては純粋というか、かわいいというか(笑)
だって、どんなに長い片思い・・・。
あの凶暴さも、憎まれ口も、全部照れ隠しかと思うと・・・乙女過ぎて、陣内じゃなくてもメロメロ。
そして天海が気の毒になってしまうほどに、陣内は鈍くて、ヘタレ(笑)
この先、一生尻にひく者とひかれる者は、かわらないんでしょう。

それにしても、特別脇役スキーではないんですけど、天海の親衛隊(笑)のふたりがいい味出してますよね〜。
・・・続編でないのかな。



posted by 棗 at 21:55| Comment(2) | TrackBack(0) | BL(小説)>英田サキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、会長っ!
私の住んでいる地域ではどういうわけか、SHYの新刊がまだ店頭に並んでおりません(号泣)

あうあう、英田サキさんと北畠あけ乃さん…、早く読みたいです。

入手したら、絶対、TB奪いに参りますので!!!首を洗って待っていてくださいねv(え?)
Posted by suzuya at 2006年05月29日 19:22
ごしごしごし・・・洗ってますよ〜(笑)
ということで、こんばんはです、suzuyaさん♪

この本、ネット書店の方で購入したんですけど、まだ
本屋さんにはならんでないんですか?
地方の者としては、あの首都圏との発売日のズレが非常に憎いですよね。
うちの辺の本屋も、非常に遅れますから、その気持ちは良くわかります・・・。

「さよならを言う気はない」は、北畠あけ乃さんのイラストが、これまたステキで。
特に私は背表紙の雰囲気が、お気に入りなんです〜。(マニアックな・・・)
早いところsuzuyaさんが入手されることをお祈りしています。
Posted by 棗 at 2006年05月29日 20:46
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