2010年10月30日

世界の果てで待っていて〜嘘とナイフ〜:高遠琉加


世界の果てで待っていて 〜嘘とナイフ〜 (SHYノベルス)

世界の果てで待っていて 〜嘘とナイフ〜 (SHYノベルス)

  • 作者: 高遠 琉加
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2010/10/22
  • メディア: 新書



<あらすじ>
「黒澤銃一郎の行確を行う」

渋谷区神泉に調査探偵事務所を構える黒澤銃一郎は、暑い夏の午後、元同僚で渋谷警察署の刑事である櫂谷雪人から呼び出される。
補導されたある少年が、黒澤の名刺を持っている、と。
それが新たな事件の始まりだった・・・!
妹である澪子の死の真相を独り探り続ける黒澤。
そんな黒澤に、雪人は自分の知らない影を見つけ動揺する。
自分はあの男の何を知っていて、何を知らないのか・・・
そんな雪人は、公安の鴉と呼ばれていた鷹取から銃一郎の行確を命じられ!?

「世界の果てで待っていて~天使の傷痕~」に続く第二弾!!


前作が出たのは5年前だったのですね…。
続きが読めて嬉しいです。




未読の方はご注意ください、いろいろ書き散らかしてるので。





櫂谷が黒澤に向ける思いと、黒澤が櫂谷に抱く感情にこんな温度差があったなんて。
確かに、二人が恋愛感情なんて甘い思いだけでつながってるとは思ってなかったけど。
櫂谷は今回、警察という組織の中のひとつの駒としての自分と、黒澤の友人としての自分と、その間で非常に悩まされるわけで。
そのどちらかひとつを取れないところが彼の真面目さというか優しさだよね。
だからと言って、両立できるほど要領がいいわけでもなく…。
板挟みな状況に打開策を見いだせない。
一方の黒澤、彼ほど考えてることがわかりにくい、というか見えない人はないな。
前作読んで、この人は前に向かってない、そんなふうに感じてた。
どこかで時が止まってる感じで、生きてるけどでも生きてる温度が感じられない。
だから雨の中の告白シーンは衝撃だった。
ああこの人の中にも、こんな熱があるのねって。
櫂谷が、黒澤に自分は信用されてない、一番近くにいて一番わかってるつもりでもなにもわかってなかった、そう絶望しかけたところで、たったひとつの真実が「愛してる」って。
黒澤にとって、今その場にとどまっていられるのは、きっと澪子ちゃんのことがあるから。
でも、そのことが解決したら、消えてしまいそうなはかなさを感じてたけど、櫂谷がいれば大丈夫なのかな…。

しかし、澪子ちゃんの事件が、まさかの展開で…。
次回はそう待たずに読めたらいいな。
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