2010年10月24日

BLCD「世界の果てで待っていて〜天使の傷痕〜」

ドラマCD 世界の果てで待っていて 〜天使の傷痕〜 [−] / サイバーフェイズ (刊)

<キャスト>
黒澤統一郎:黒田崇矢、櫂谷雪人:鳥海浩輔、他

<内容>
「僕、探偵さんを雇いたいんですけど」

ある雨の日。渋谷区神泉に探偵事務所を構える黒澤統一郎のもとに、奏と名乗るひとりの少年が訪れた。
依頼は、三年前に行方不明になった双子の兄・律の捜索。
その矢先、偶然にも黒澤の元同僚で現役刑事の櫂谷雪人が追う事件に、律が関係していることがわかり、二人は協力することに…。
統一郎と雪人――二年前までは、互いに、同僚という関係以上の態度は絶対に出すこともなく、匂わせることもなく、共に過ごしてきた。
時おりニアミスでかすめる視線以外は。
だが、事件が起きた。悲しい出来事が――。
暗く深い穴に堕ちて行く統一郎の傍に雪人はいた。
そして見た。彼が爪を立てて這い上がる様を、笑顔ですべてを覆い隠し、鍵をかける様を……。
あの日、雪人は決意した。ずっとそばにいようと。
それが自分にできることなら――。


待望の続編が出たので、復習のつもりでCD聞きました。
わかってたけど、泣いちゃったよ…。




やっぱり高遠さんって、ちょっとひりひりする感じだなあと。
甘さがあってもどこかとがったところがどこかあったり。
特にこの作品、甘さよりは痛みが多い気がする…。

原作読んだときには全然意識してなかったんですが、黒澤と櫂谷、水田と律、この関係って重なる部分もあるな。
そうじゃないところもあるけれど。
家族でも恋人でもない関係。
でもお互いがお互いを一番必要としてる。
水田と律は、とても分かりやすく甘えていて、だからこそ一緒にいる道を選んでしまった。
ほかの誰かを悲しませてでも、自分たちの生活を一番に選んで、いずれ迎えるであろう終わりに向かってる。
でも黒澤と櫂谷って、どうなんだろう…。
お互いにこれ以上無いほど信頼もしてる、必要ともしてる。
でもそこに甘えの入り込む余地は、ないよね。
たった一度の夜だけが、いまのところすべて。
一緒に闇に落ちてくれる相手。
でも底にとどまるわけじゃなく、上に這い上がるため。
なのに、黒澤ってうまく未来が見えない人なんだよね。
どうしてだろう、セリフの一つ一つが前に向かってない。

最初に読んだ時も感じたんですよね、黒澤のあの底知れぬ闇。
間口が広くて誰でも受け入れてくれてるようでも、入り口から奥へ踏み込むことはかなわない。
あの黒澤の抱えた心の奥にある部分は誰にも触れられないんだろうなあ…。
一番そばにいるはずで、一番わかりあえるはずの櫂谷にも触れることはかなわないんじゃあないかと思う。
黒澤の心のなかに、誰にもどうすることもできない、そんな部分があることを知ってるのは櫂屋。
だからこそ、彼はそばにいることを選んだんだろうね。
それが唯一できることだから。
この先、二人の関係はどうなるんだろう…。

ところで、このCDサイバーさんから出てたんですよね…。
続編のCD化はどうなるんだろう、ないのかな…。
黒田さんの素敵低音ボイスと鳥ちゃんのかっこいいボイス、また聞きたいよ。


原作小説「世界の果てで待っていて〜天使の傷痕〜」の感想はコチラ
posted by 棗 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | BLCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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