2010年06月16日

兄弟のお作法:神奈木智


兄弟のお作法 (二見書房 シャレード文庫 か 5-3)

兄弟のお作法 (二見書房 シャレード文庫 か 5-3)

  • 作者: 神奈木 智
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2010/05/21
  • メディア: 文庫



<あらすじ>
狂言の演者一族・久能家に生まれた卯月は、華やかな外見と社交的な性格で世間の注目度急上昇にもかかわらず、たおやかで凛とした美しい兄・葉月への募る想いで胸がいっぱいの日々。二人で稽古をしていても、ライバルが登場しても、いつしか己の腕の中で葉月が切なく喘ぐストーリーに変換される始末。ところが現実は幼馴染みから積極的にアプローチされたり、弟の観月と喧嘩したりと御難続き。葉月が実の兄であることも絶対変わらない事実で…。しかし、そんな葉月がどういうつもりか唇を許してくれて!?イケメン兄弟の禁断ラブ・ラプソディ。

『 ブロードキャストを突っ走れ ! 』 の兄編ですね〜。
…もう出ないかと思ってたから、読めて嬉しい(≧∀≦)








狂言一家三兄弟の、次男×長男カップル…ではないかな?正確には。
次男・卯月の長い長い生殺しストーリーだよね(笑)
この人達親の再婚で兄弟にとか、実は母親が違う、とかそういう義理の兄弟ではない、ほんとの兄弟。
そこを超えるのか超えないのか…ってところが核心というか。
だから、卯月の思いはどうなるのかなあ〜と、見守るお話でしたね。

卯月はもう、タブーを乗り越える覚悟はあるんですよね。
葉月のこと、本当の兄弟であることをわかっていて好きなんですから。
ただそばにいたい、彼のために何かしてあげたい、それくらいのことだったら、兄弟の範疇でどうとでもなるんですよ。
そうじゃなくて、卯月は完全に恋愛対象として葉月のことを見てるんですよね。
ぶっちゃけヤリたいと。
しかも、その思いは葉月には伝えてあるのに、なんかかわされちゃってるんですよ。
葉月、ずるいな〜って思うところもありますよね。
卯月の気持ち知っていて、その仕打ちか!って部分が多々あるんですよ…。
しかもそれ、無意識にやってますよね。
意図的じゃないだけに、タチ悪いなと思うんですけどね(苦笑)
なにがあっても、葉月は卯月を手放さない。
それは卯月がそういう状況を作り出したとも言えなくはないので、一方的に葉月を責めるわけにもいきませんが…。
ようはもう、他の誰かが代わりをすることすらできないくらいの関係を二人は作り出してしまったということ。
そこにあるのは、肉親の情でも、恋人同士の情でもない、もっとちがうものがあるんだろうね。

読み終わって、タイトルにナルホドって思った。
そういうことですね。
posted by 棗 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>神奈木智 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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