2010年04月15日

花がふってくる:崎谷はるひ


花がふってくる (ダリア文庫)

花がふってくる (ダリア文庫)

  • 作者: 崎谷 はるひ
  • 出版社/メーカー: フロンティアワークス
  • 発売日: 2008/05/13
  • メディア: 文庫



<あらすじ>
大学助手の蓮実秋祐は、いとこの袴田涼嗣と同居している。同い年のくせに、際限なく甘やかしてくる涼嗣に、秋祐は密かに恋をしていた。近すぎる距離があたり前になっていた二人だったが、涼嗣が恋人・理名との結婚を決めたことから事態は大きく動き始める。秋祐は涼嗣への想いにピリオドを打ち、離れる決心をするが―。


今市子さんのイラストが雰囲気ぴったりでした。
今まで読んだ崎谷さんのイメージとは、ちょっと違う感じかな。
割と淡々として静かな感じでお話が進みしっとりとしたえろでございました。



すさまじく鈍くて自分勝手な男の束縛愛ですよね、きっと。

いとこ同士で幼なじみのような関係で、近くて遠い微妙な間柄。
そんな秋祐は早くから自分の性癖に気づき、涼嗣への片想いに苦しみながらも、そばにいる。
しかも、なりゆきではじまった同居という罠。
うれしいけど、うれしくない。
そばにいるから、いろんなことが見えてしまう。
涼嗣の恋人、涼嗣の優しさ。
苦しくなんてないわけないのに、そばにいる。
一方の涼嗣は、なんだろうこの無自覚な嫌な人(笑)
あの悪意のない行為ほど、腹立つ事ないよねてくらい、すべてのことに裏がないんだけど、すべてが自分中心。
やっぱり崎谷さんの作品にでてくる女性キャラは苦手なんですが、でも彼女には少し同情したくなった…。
結婚に対するスタンスがね、涼嗣は最低だよ…。
あなたはそうかもしれないけど、他人もそうだと思うなよ…。
しかも、結婚相手は必要、でも秋祐も必要。
なにその超傲慢な独占欲(笑)
いざ結婚ってなっても、秋祐がそばにいるもんだと思い込んでる彼の思考回路は、いかに…。
恋人だって秋祐だって、そりゃあ怒るでしょ。
どっち手放さないなんて。
そんな究極の状況下に置いて、やっといろいろ気づきますよね涼嗣は。
涼嗣は、小さい頃から全力で秋祐を甘やかしてるけど、それが結局独占欲の現れだったことにずっと気づかない超にぶにぶ。
なんか久々にこんなダメ攻めみたよ(笑)
生活能力がないって言われてる秋祐の方が、そういうメンタル面では確実に大人だと思う。

それにしても、涼嗣の誕生日プレゼントのシーン。
あれはすばらしかった…。
あんなプレゼントもらって何もわからなかった涼嗣の鈍さにがっかりするも、綺麗なシーンだなって思いました。

しかし、私はやはり攻めに厳しいな…。
全然ヤツのことは褒めてないもん(笑)

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