2010年04月13日

キスができない、恋をしたい:崎谷はるひ


キスができない、恋をしたい (幻冬舎ルチル文庫)

キスができない、恋をしたい (幻冬舎ルチル文庫)

  • 作者: 崎谷 はるひ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2008/01/18
  • メディア: 文庫



<あらすじ>
ライブハウスで働く天野脩の六歳年上の恋人・岩佐憲之は、フリーのSEで超多忙。わかってはいるけれど最近話さえしていないのはさすがに切ない。駄目な恋ばかりしていた脩を叱ってくれ、ちゃんとセックスしてくれた憲之―それから付き合い始めた二人は、好きあって始まった関係ではない。でも今は憲之のことが大好きなのに…落ち込む脩に憲之は―。


「恋愛証明書」のスピンオフ、なんですけど実際には先にこっちを読んじゃいました。
しかし、ツンデレ…いやツンツンツンデレくらい?の攻めはわかりにく〜い(笑)



いい大人なのにヘタレてる攻めと、あまりにもしっかりしすぎてけなげさが切ない受け、カップルが主人公だったのが「恋愛証明書」。
そのけなげな受けちゃんのオトモダチポジションにいる脩が主人公のお話。
切なさの度合いはきっと「恋愛証明書」の方が上なんじゃないかと思うのに、うっかり泣かされたのはこちらの作品…。
おばかな子が必死になってる姿は、ちょっとやられた…。

恋愛証明書の二人の始まりもアレだったけど、こちらの二人もなんというかどさくさ紛れと言うか、据え膳くっちゃったと言うか(笑)
バーで顔見知りだった二人がお試しエッチから関係がはじまるんだけど、憲之の言うことも一理あるなと。
今でこそ、恋人として付き合いだして同棲まできてるわけだけど、最初はほんとに顔見知りというか、同じお店の常連っていうだけだったから。
だからと言って、相手のことを何も知らないわけじゃない。
全部知ってるわけじゃないけど、少なくとも脩がロクでもない恋愛してたことは憲之も知ってる(笑)
「恋愛証明書」の遼一もなんだけど、脩もほんとになんか恋愛下手と言うか、タイプの違う二人だし、恋愛の向き合い方が違うから一括りにはできないけど、でもふたりとも恋愛というか恋人作ることにはたけてないよね…。
二人がなんとなく寄り添い合っちゃうわけわからなくないもん…。
脩はなんていうか、一言で言ってしまえば「おばか」なんだけど、物事考えないじゃなくて、考えたくないのかな〜って
考えたくないから、今目の前にある事象にしがみついてるのかな。
だから前の恋人との別れが、あんなに修羅場ってしまったのかな。
前の恋人との顛末は、なんてバカな子の一言で済ますには、ちょっとかわいそすぎて、気の毒だったよ。
だって、誰も彼もが、バカな脩が悪いって決め付けてるし。
憲之がまた、逃げ場が無いくらい理詰めで責めるから、読んでてきつかったのは本音。
憲之の言ってることが間違ってるとは思わないけど、タイミングは考えようよ…。
そんな憲之は、人としてちょっとソレはどーよというところがちょっとあったりするんだけど、そんな憲之に脩はうまく付き合えるようになってるし、脩が輝くもくすむも付き合う相手次第なんだよね…。
それくらいナニモノにも染まってなかったといえば聞こえがいいのか悪いのか(笑)
じゃあ、憲之は脩に影響されて、どこかかわったとこある?成長したとこある?って考えたら、最後の最後でデレたところでしょうか…。
付き合うんだったら、脩より憲之のほうが絶対にめんどくさい〜。


「恋愛証明書」の感想はコチラ
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