2010年03月05日

同級生:中村明日美子

中村 明日美子
茜新社
発売日:2008-02-15



<あらすじ>
合唱祭前の音楽の授業中、同級生でメガネの優等生・佐条利人が歌っていないことに気付いた草壁光。佐条は歌なんかくだらないのかと思っていたが、ある日の放課後、だれもいない教室でひたむきに歌の練習をする佐条の後ろ姿を見た草壁は思わず声をかける…。高校時代のピュアな恋愛をさわやかに描いた、青春ときめきボーイズ・ラブ第1弾!!


なんとなく自分好みじゃないのかなあと思い、手にとることなかった明日美子さんの「同級生」。
続編の「卒業生」の発売時にも、ツイッター上でそれはもうフォロワーさんたちの興奮をぼんやりながめるだけ…。
先日のオフ会で「きゅんきゅんするよ」とおすすめされて読んだのですが、なんていうかきゅんきゅんしたよ!
いいね、高校生、まぶしいよ…。



なんの共通点も見いだせないほどタイプの違う草壁と佐条、同じにクラスにいても、お互いに存在は知っていても、話したこともない。
そんな関係だった二人が、合唱の練習をきっかけに距離を縮めていく。
お互いがお互いを、悪い感情をもってはいなかったけれど、好きになるとは思ってもいなかった、それくらいかけ離れたタイプのふたり。
価値観の違いだとか、住んでる世界が違うとか、そんなめんどくさいことなんて考えなくて、ただ好きなっちゃったから、好き、そんなシンプルな感情で、恋をすることができるのは、やはり若さの特権だよね…。
若い子たちの恋愛に全く打算がないとも思わないし、大人の恋愛が感情のままに突き動かされることがないとは言い切れないけど、でも自分がいい年になってくると、どうしてもあのくらいの若い頃の恋愛はあんなふうに”純粋なもの”って信じたくなっちゃうんですよ。
勉強の合間に、デートして、こっそり手をつないで歩いて、時々隠れてキスをして、そんなことの積み重ねが、すごくまぶしい。
読んでるとき気分は完全にハラセンなんだよね…(笑)
自分がもうしようとしてもできないことを事も無げにしてしまう二人を、大人の目線でただ見てるだけ。
口出ししたいことはいっぱいあっても、言えないんだよね。
言ったところで、若者は聞いてはくれないのだ…。

posted by 棗 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(マンガ)>ナ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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