2009年12月30日

不埒なスペクトル:崎谷はるひ


不埒なスペクトル (ダリア文庫)

不埒なスペクトル (ダリア文庫)

  • 作者: 崎谷 はるひ
  • 出版社/メーカー: フロンティアワークス
  • 発売日: 2009/12/12
  • メディア: 文庫




<あらすじ>
見目も頭脳も優れた堅物エリート銀行員・直隆は、派閥争いに敗れ閑職に飛ばされる。ヤケ酒で酔い潰れた所を、マキという青年に介抱されるが、彼にはある魂胆が。ゲイの弟を家から追い出した兄だと直隆を誤解し、弟の境遇に共感したゲイのマキは、復讐に男童貞を奪おうと…?!無理矢理体を繋がされるも、直隆は何故か彼に興味をひかれ…。「不埒なモンタージュ」スピンオフ作登場。


杉田さん、ありがとうと言っておくべきだよね、きっと(≧∀≦)



前作「不埒なモンタージュ」では、おそらくとてつもなく嫌われたであろう未直の兄・直隆が主役なのですが、この人って、こんな人だったのね(≧∀≦)
なんていうか、四角四面で融通がきかなくて、自分の考えが100%正しいと信じ、それを相手に押し付ける…っていうか強要してる。
「不埒なモンタージュ」読んだ時、びっくりするくらいむかついた(笑)
それくらいイヤなひとだったんだけど、彼もまた挫折を知って恋をして、成長したよね。
よくも悪くも真面目な人。
そして、正しいことと間違ってることを完全に分けてしまう人。
彼にとってグレーゾーンなんてものはないんだろうね。
自分に対して揺るぎない自信があってこそのその白黒の付けっぷりだったけど、そんな自信も、左遷の一つでどんどん崩れていっちゃったんだよね。
…いや、しかし、彼にカノジョいたんだっていうのが衝撃的な感じ(笑)
いやー普通にオトコだったんだなあ。
そんな直隆、恋のはじまりというか、運命の出会いは、すごいよね…。
酔いつぶれたところを縛られて、強○。
…あ、アニキは攻めですよ、一応(笑)
そこから、あれよあれよという間にマキにおちていくんだけど、その過程が理路整然としてるようで、鈍い(笑)
割と彼は、物事を理屈でとらえて、しかもそれを言葉にしてきっちり説明することができるヒトで。
その上、そういった自分の考えを口にすることにためらいもなければ、裏もない。
ある意味素直な人なんですよ。
嘘つけないって言うか…。
でも、その分不用意な発言も多かったり(笑)
悪くはないんだけど、そこは空気読めよ的な…。
しかも、マキは直隆と違って、とても自分に自信のない子なんですよね。
彼が、どうして最初直隆にそんなことをしてしまったのか、それを告げるシーンがありましたけど、それはそうだなって。
確かに、直隆も未直の兄なわけで、今まで不用意な発言はしたりもしたけど、あれはあれで彼も自分なりに考えて、ベストと思えることをしたり言ったりしてるんですよ…。
ものすごい仇になってますけど(笑)
でも、彼は、そのあと悪かったな、間違ってたなって思ったことは、きちんと謝罪してますよね。
現に未直とは一応兄弟関係は修復できてるわけだし。
逆にマキのところはこのさきどうなるのかなって。

しかし、直隆がこんなに可愛いヒトだったなんて…。
マキの昔の男に嫉妬したり、ふつーにおのろけしたり。
普段真面目な人が恋にハマると、そんなもの?

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