2006年02月19日

フィフス:水壬楓子



<あらすじ>
人材派遣会社『エスコート』のオーナー榎本には、代議士の門真巽との間に17年も前から続くある契約があった。
それは、月に一日、門真が榎本を自由にする、というものだった。
ある日、榎本の元に門真からの依頼の電話がかかる。
プライベートな旅行に同行してほしいと。
約束の日以外に会うことに戸惑いを覚えながらも出かけることになった榎本は、そこで門真が結婚することを知るのだった。
衆議院議員×オーナーモノ。


榎本が受なんですか?!(驚きの度合いを文字の大きさで表現してみました/笑)
・・・はっきり言って、真城の受より衝撃の度合いが大きいんですけど、私だけでしょうか。
彼にはきっと、かわいらしくて素直でなんにも知らないような年下の恋人がいて、それを手取り足取り腰取り・・・だと思ってたんですよねえ。
だからこそ、あんなにかわいい榎本が拝めるなんて(驚愕)
でも、不思議なことに、読めば読むほど納得。
しかしながら、やっぱりこの会社の風紀はどうなってんだろうと、どうでもいいことが気になって仕方ありません(笑)


一粒で何度も美味しいといいますか。
議員×オーナーという堅めの職業カップルでまず、萌え〜。
そして、46歳×32歳という、14歳もの年の差カップルということで、萌え〜。
そして、なによりも叔父×甥という、禁断のカップルということで、萌え〜。
そして、一番の萌えどころは、17年前、うっかり15歳の榎本にいろいろなことをいたしてしまった門真の大人げなさでしょうか。
いたいけな未成年に、いい大人がなんてことを(笑)

たった一度の例外を除いて、17年間、毎月5日だけに会っていた。
恋人なんていう甘い関係じゃなく、ただの契約でしかなかった。
どんなに身体を重ねても、愛人という枠からはみ出すことのなかったふたり。
榎本の出生が、叔父と甥であるふたりをそんな風に結びつけてしまうのだけれども、結局すぐに、ふたりはそんな関係を続けていく必要をなくしてしまう。
なのに、どんなに遠く離れていても、「5日」だけはかならずふたりは逢瀬を重ねてる。
契約でしか縛られていない関係だから、たった一度でも破られてしまえば、そこで終わってしまいそうな気がする。
だからこそ、遠くアメリカにいても日本まで帰ってきてしまう榎本の必死さが、なんだかかわいらしい一方で、切ないなと。
自分の立場わかりすぎてるからこそ、好きだと思ってても、そんなこと絶対に口に出せないんだろうし。
よく17年間もそんな関係続けたなと・・・。
でも、その白でも黒でもない、あいまいな17年があるからこその、あの榎本の告白があったんだろうけど。
しかし、すっかりいい大人になってるはずの榎本のかわいいっぷりは、一体(笑)
やっぱり、17年もの成長を見守られちゃうと、永遠にかわいい和佐のままなんでしょうね。
ああ、ごちそうさま・・・。

それにしても、今回、榎本受事件の次に気になった(笑)のは、律と延清でしょうか。
仕事にかこつけて、なにしてるんでしょう・・・。
衆人観衆の元、手をつないで歩くふたり。
あの延清が・・・。
成長したな〜と、ちょっと感動。



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posted by 棗 at 21:02| Comment(2) | TrackBack(1) | BL(小説)>水壬楓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、棗さん。

もう、棗さんの感想が面白すぎて(笑)どこから、どう突っ込めばいいのか分からない位なんですけど…。

あえて一番に突っ込むとしたら
>手取り足取り腰取り・・・
でしょうか?あまりにもナチュラルで、思わずスルーしそうになりましたよ。危ない危ない…!

>契約でしか縛られていない関係だから、たった一度でも破られてしまえば、そこで終わってしまいそうな気がする。
そうですよね〜!「契約」だからこそ繋がっていられる関係だからこそ、二人ともムキになって何が何でも「5日」だけは時間を作ってたんですよね。実は二人とも必死だったのね、と微笑ましくも切なかったりしました。

ああ、ホントに棗さんのおっしゃるとおり、一粒で何度も美味しく頂けるお話でした!でも、真城は絶対に受だと思ってました私(ぼそっ)
Posted by suzuya at 2006年02月20日 00:45
笑っていただけたようで・・・ありがとうございます♪
でも、絶対にsuzuyaさんの方が、100倍くらいおもしろいですって!(断言)
そして、アレを一番に突っ込んでくださるsuzuyaさんが、すごく好きです(笑)

>真城は絶対に受だと思ってました私(ぼそっ)
・・・もちろん、私はヨミを外しました。
エスコートシリーズは、6戦4勝2負です(笑)
それ以外のBLでも、表紙見て間違えた作品が多々・・・。
ホントに、受・攻センサーの意味、全くなしです。
標準搭載なので、外すことが出来ないのが困ったところなんですよ(笑)

ところで、個人的にユカリがすごく好きなので、彼のとんでもない活躍が拝めたところも、非常に美味しい一冊でした♪
でも、シリーズ自体が終わっちゃって、非常に残念なんです・・・。
Posted by 棗 at 2006年02月20日 23:18
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Tracked: 2006-02-20 00:38