
春を抱いていた(14)
新田祐克
リブレ出版 SBBC
<あらすじ>
岩城がくれた御神毛を胸に危険が伴う中東ロケに旅立った香藤。
プレッシャーも愛の力で跳ね返し、演技のボルテージは最高潮に…!
一方、事務所から突きつけられた「独立認めず」の回答に岩城の怒り炸裂!
彼の下した決断とは?
描き下ろし長編読み切り「ライフ・ライン」110ページ収録。
正直、もう続きは読むことはできないのかなと思ってたので、読めてよかったです。
この二人は、結局何があっても、離れることはないんだなと。
普通に付き合いだすまでも大変、それからも大変、結婚したっていろいろある…。
確かに、この二人の間にも事件災難、珍事(笑)含めて、数々の出来事はあった訳で、平坦な道は歩いてないはず。
それでももうこの二人の気持ちになんのブレもなく、一生一緒にいるべき相手なんだなって思えました。
読みはじめる前、帯にあった「ライフ・ライン」の設定に、ちょっとそれは…と、思ったりしたんですけど、でも読んでたらすごく納得しちゃいましたね。
結局、命があることが一番なんですよね。
生きてなければ、誰かを愛することもできないし、守ることもできない、そしてやり直すこともできませんから。