2009年06月11日

空色スピカ:かわい有美子


かわい 有美子
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Amazonおすすめ度:



<あらすじ>
緑豊かな高原に立つ、半寮制の男子校・清泉学院。
伝統あるお坊っちゃま学校だが、行事に女の子を招くため、歴代、美形の生徒会長を据えて来た。
そんな強者達に並び、新たに任命されたのは華奢で物憂げな美少年・楠ノ瀬。見かけとは裏腹に体育会系な楠ノ瀬を、生徒会の面々は見たまんまの「ギムナジウム風美少年」としてプロデュースすることに。
中身とのギャップに苦労しながら、敏腕な副会長・高科に支えられて愛校心と彼女欲しさにがんばる楠ノ瀬だったが、いつしか欲しいのは高科だと気がついて……。
高校生×高校生モノ。


ドラマCD化されたあかつきには、峰先輩役は岸尾さんで!と思ったのは私だけでしょうか・・・。

高校生カップルということで、発売当時すごく気にはなってたんですが、スルーしてた「空色スピカ」なんですが、今月(もう出てるかな?)シリーズの続き「流星シロップ」が出るよ〜ということで、遅ればせながら入手(笑)
タイトルもイラストも雰囲気も、全部かわいくてよいのですよ・・・。
青春の甘酸っぱさと、キラキラ感満載の、素敵な作品でした♪
やっぱりかわい有美子さんの、クロスノベルズからでてる作品は、ハマります♪
某WHのお堅い検事さんのシリーズも好きなんだけどね(と、ココでこっそり呟いてみるw)

とはいえ、私はとてもひねくれたヒトなので、この中に出てきたような合唱なんてもう、ホントに嫌いで嫌いで・・・。
学生時代、あのみんなで歌うことの楽しさに目覚めることもなく、あの一体感に酔うことも知らず、とにかく、さぼってました(笑)←マネしてはいけません。
というか、一生懸命がダメだったんだよね・・・。
ホントにイヤなコだなあ(笑)
だから、読んでて楠ノ瀬が眩し過ぎて、目をそらしたくなる瞬間もあったりします。
それは自分が大人だからなのか、自分ができなかったことをいとも簡単にやってのけることを羨ましく思ってしまうのか、その両者か・・・。
そんな別のことも考えつつ読んだりしてました。

それにしても、この子たちの一生懸命さの原動力が、女の子っていうのが、わかりやすくて好きだ(笑)
でもただ、彼女欲しい〜とか、そういう単純な思いだけじゃないとは思いますよ。
何もないドイナカの半寮制の男子高ともなれば、生活がマンネリ化しそうですよね。
それを楽しく、おもしろくするためのイベントなんですよ、何もかもが。
生徒会長を決めることから、その生徒会長をギムナジウム風美少年(笑)にプロデュースするのも。
ただ、そこから、腐女子狙いに、会長と副会長がデキてる風にしようとしたことから、ホントにデキてしまうなんて、だれが想像したよ・・・。
生徒会長の楠ノ瀬は、美少年なビジュアルを裏切る体育会系な性格、思ったままに行動し、心のままに発言してしまう。
その素直でまっすぐな心は、若さの特権。
大人になると、正直だけではやっていけないですから。
羨ましい反面、もうちょっとうまくやればいいのに〜と、心配になるところでもありますよね。
あの楠ノ瀬のあの性格って、こちらとしてはわかりやすいですけど、本人自身は逆に辛いときもあるんじゃないかなと。
自分の本音さらすってことは、それだけ傷つくリスクが高いわけですから。
逆に高科は、自分の本音隠してでも、その場でどうすればいいか、どうすればうまく事が運ぶか、そういうことがきちんと冷静に判断できる人。
・・・高校生で、ここまできちんと計算されちゃうと、ちょっとどうよ!と思わなくもないけれど、彼は彼で過去、ちょっと特殊な状況に身を置いてたんですよね。
そこで、ヒトとの駆け引きや、距離の取り方、自分に正直であることの辛さを味わってしまってる。
だからこそ、楠ノ瀬のあのむき出しの本心が怖くもあり、心配でもあり、惹かれるものがあるわけで。
でも、楠ノ瀬からしてみれば、高科のあの駆け引きめいた人付き合いは、理解できないんですよね。
自分は、こんなに本音で接してるのに、なんでお前はそういう態度なんだ!みたいな。
・・・青い春ですよね。
私は高校の頃、自分の価値観こそがすべてで、それしかわかんなかったです。
だから、楠ノ瀬の怒りはなんとなくわかるんです(笑)
でも、今はそれなりに年取ったので、高科の気持ちのほうが、わかるかなあ。
この世に、高科と楠ノ瀬のただ二人だけしかいないんだったら・・・楠ノ瀬みたいに、思いのたけを思う存分口に出すのもいいと思う。
でも、今は高校生で、生徒会役員というしばりがあって、だったら、その中でどれだけ自分たちに都合がいいように、まわりといい関係を保てるか。
そっちも大事になっちゃうんですよね。
でも、あれだけ腹の黒いコのハズの高科だけど、楠ノ瀬陥落するのに、あの手この手の策をはりめぐらしてないというか。
寧ろ楠ノ瀬が、勝手に陥落しちゃったようなもんですよね(笑)
こういうとき、感情だだもれのコって、気の毒になるほど、あたふたするよね。
でも、そんな二人の気持ちが少しずつ縮まって、体の距離もぐっと近づいたところは、なんだかじたばたしたくなっちゃった。
・・・いいね、高校生(笑)

ところで、脇キャラのマルちゃん♪
古きよき時代の少女漫画や、少女小説大好きな、可愛い男の子なんですが、彼とはお友達になりたいと、真剣に思った(笑)
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