2009年05月26日

花の残像:夜光花



<あらすじ>
「俺は君を攫ったことを後悔していない。…君は?」
生まれつき特異体質である巴は、離れ小島の研究所で、隔離されて育ってきた。
身体を調べられ、毎日怯えながら生活しているのだ。
しかしある日、その研究所が破壊され、侵入してきた男、須王と出会う。
優雅で柔らかな物腰でいて、荒々しい獣のように周りを攻撃する須王に、巴は有無を言わさず連れ去られてしまう。
巴が魅了されるほど甘く、それでいて危険な香りのする須王の目的とは…?
貴重な「餌」を巡り、獣達のゲームがはじまる。
獣人×餌

「凍る月」シリーズのスピンオフ!!


須王が主人公か〜と思ってたら、前作のあとがきで予告がありましたね・・・。
というわけで、前作「灰色の衝動」に登場した獣人たちの組織のボス、須王のお話。
えらく話が広がったな〜、キャラが増えたな〜とは思ってましたが、まさかこんな風に広がるとは思いもせず。
しかも、須王が実はとっても情熱的な恋に生きる男だと知り、衝撃!

研究所のラプンツェル・巴と、獣人・須王の出会いから始まります。
時系列から言えば、「灰色の衝動」よりは前のお話。最終的に、そちらとリンクしてきます。
生まれたときから研究所暮らしで、外の世界のことを何も知らない巴は、その研究所で、一頭の獣と出会います。
それがケモノになっていた須王で、空腹のあまりヒトに戻れなくなっていたところ、餌である巴に出会い、いきなり食べてしまいます(笑)
食欲が満たされたら、性欲・・・。
というわけでいきなり完食。
そんな出会いをしていながらも、お互いのことがなにもわからないまま、その場は離れ離れに。
そして何年も経って、再会がやってきます。
きちんと自分をコントロールできるようになった須王は、囚われの巴を今度こそ助けにやってくるのです。
須王って、前作で光陽と敵同士として対峙してる時とは、ちょっとイメージ違うかな。
敵としての須王は、やっぱり組織のボスなんですよね。
力があって、人(獣?)望もあって、優しいと見せかけて、やっぱりどこか冷酷で残酷。
まるっきりの悪という雰囲気はなかったけど、甘さや優しさを感じるタイプではないですよね。
・・・そもそも、本質的に獣だから、そういうのとは違うんだろうけど。
でも、巴といるときの須王って、なんだか王子様なんですよね(笑)
自由を知らなかった巴だからこそ特に感じてしまうのかもしれないけど、須王の接し方って、ホント大切にされてるな〜、愛されてるな〜って感じなんですよね♪
まさか須王がこういうタイプと思わず、読みながら、にやにや・・・。
獣人どもはどいつもこいつも、餌のコにめろめろだよね(笑)
でも、ちょっと思ったんですよ、獣人と餌、しかも出会ったのは極限状態。
そこに芽生えた感情はホンモノなのか。
勘違いから発生した感情なんじゃないかって・・・。
物語の最後に、二人にものすごく大きな試練がふりかかるわけだけど、これって試されてるのかな?
二人の間の感情が、真実なのかを。
・・・これって、続きますよね?
続かなかったら、困るよ!

今回この作品読むのに、前作をちょこっと読み返したんですが、やっぱり私は銀×昌史で読んでみたいんだけどな〜。
posted by 棗 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>夜光花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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