2009年05月10日

茅島氏の優雅な生活〈1〉:遠野春日



<あらすじ>
桁外れの資産家だが孤独な青年・茅島氏の心を初めて捉えたのは庭師の「彼」。嵐の夜、突然アパートに押しかけてきて告白する茅島氏に、つい意地悪をしてしまう庭師だが、世俗にまみれない茅島氏の素直さに次第に惹かれてゆく。美しいイングリッシュガーデンに囲まれたお屋敷を舞台に、庭師×主人の恋を描く人気作。単行本未収録作を加えて文庫化。


なに、このかわいい生き物は(≧∀≦)

遠野春日さんの作品はそんなに読んでるほうではないんですが、なんか文章が独特だなあと、読みながら思いましたよ。
なんていうんだろう、シンプルというか、ドライな感じというか。
ものすごく冷静な第三者のような。
茅島氏を主人公に据えた話だからとくにそう思うのかもしれないんですけど。
でも、情熱シリーズ読んだ時も、そんな気がしたんですよね、なんとなく。

なんか植物みたいな人ですよね、茅島氏。
でも、中身開いてみたら、きちんと人。
この加減が、かわいらしさにつながるのかなあ。
とにかく、お金持ちなんですよ。仕事しなくても生きていけるような。
そこらへんに溢れてるセレブとは、違いますよね、ホンモノのお金持ち。
そんな血筋の茅島氏、育ちがいいってこういうことなのかな、っていうくらい純粋培養ですよね・・・。
素直というかなんというか。
この作品、短い話がいくつか入っていて、それが時系列には並んでないんですよ。
過去だったり現在だったりして、しかも視点が茅島氏だったり、庭師の彼だったり、その他登場のキャラだったり。
だから人間らしさの欠けてるような茅島氏の、それだけじゃないイロイロな面が浮き彫りになってくるわけで。
最初唐突に思えた庭師への告白も、その前には茅島氏にとっていろいろなことがありそれが自分に影響をあたえたわけで、結果導き出した答えがあの嵐の夜だったわけなんですよ。
傍から見れば何を考えてるのかよくわからない人形のような人なのかもしれないんですが、彼は十分可愛いヒトです。
そんな茅島氏の体を張った告白からスタートした、庭師との関係。
庭師の彼がどんどん茅島氏にハマって行く様はみていてうれしい(笑)
そんな二人を見守る執事の波多野が、またいいんだよね。

コミカライズされたのも読みたいんだけど、品切れしてる〜。
重版まだかなあ・・・。

posted by 棗 at 21:00| Comment(2) | TrackBack(0) | BL(小説)>イロイロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
棗さん こんばんは〜♪

私原作は新書で読んでいるのでルチルは買ってないんですが…でも遠野さんでは一番好きなんです♪
茅島氏は他の作品なんかにもちょこちょことゲスト出演して男同士でワルツを踊ったりしているよ!(≧▽≦)

庭師の名前が謎のままなのも私は気に入ってるので、新装になってもそれは謎のままにしといて欲しいなぁ…棗さんも早くコミックスがゲットできるといいですね♪
Posted by ゆちゅらぶ♪ at 2009年05月14日 20:05
ゆちゅ♪さんこんばんは。

以前から、名前のない登場人物の出てくるBLがある、という噂を聞いてたんですが、これだったんですね!
・・・超有名作なんですが、私はこの度はじめて手に取りました。
そして、長年の悩みがようやく解消(笑)
あいかわらずの出遅れっぷりです。
なんか最近みなさん読まれてるな〜と、思い読んでみたんですが、確かに茅島氏カワイイ(≧∀≦)

今回ヨソ様のブログをいろいろまわって、このお話の登場人物たちがけっこうあちこち出没してるらしいという噂を仕入れて、がく然ですよ。
・・・他のも新装版ででてくれないですかねえ。
男同士のワルツ!読みたい!

今のところ、まだ庭師のお名前は不明なのですよ。
そして、コミックスも見つかりません・・・。

あ、こんなところでアレですが、ニッポン擬人化は買えましたよ♪


コメントありがとうございました。
Posted by 棗 at 2009年05月14日 21:17
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