2009年05月05日

秋霖高校第二寮リターンズ (2):月村奎



<あらすじ>
「聡のことが死ぬほど好きなんだ」と、波多野は安藤の告白を断った。でも日常は変わらず、うっかり立ち聞きした台詞は聡の空耳だったとしか思えない。だから波多野の卒業まで、日々がこんなふうに続くはず、と考えていたのだ。そこへ聡の両親が帰国するというニュースが!聡は今すぐ寮を出ることになってしまうのか、そして波多野との恋(?)の行方は…?ワンダフル・スクールライフ、嬉し恥ずかし初合体。
高校生作家×高校生モノ。

前作『秋霖高校第二寮 リターンズ1』の感想はコチラ


”プロポーズ(多分)、初夜(!)、新婚旅行(?)を詰め込んで、大人気シリーズ、ラブ度MAX(現時点)の最新巻をお届け♡”
と、帯にあったし、あらすじに初合体の文字がありましたけど、それでも私は信じてなかった・・・。





一がでてからこの続きがでるまでの早かったこと・・・(泣)
しかも、期待以上の内容で!
大満足だよ〜。

帯、あらすじに嘘偽りはございませんでした。
ええ、プロポーズも初夜も新婚旅行もぜーんぶありました。
あれだけキライだった帝、やっぱりカワイイやつだ・・・。
しかし、彼の本質ってどっちなのかなと。
大人の前でのしっかりした波多野帝と、聡の前での暴君ぶりを発揮してる波多野帝と。
あのふたつを上手に使い分けられてしまうところが、波多野の不幸なところだろうなって思いますよ。
そうやって本当の自分をうまいことごまかそうとしてるのかなって。
多分、だれよりも弱いんじゃないかなって思えるんだよね、帝。
そんな帝に、怒ったり喜んだり悲しんだり、喜怒哀楽のすべてをなんのてらいもなく見せつけることができるのが聡で、それが押し付けでもなんでもなく、ただ純粋にわいてくる素直な感情で。
帝がどうしてもできないもの持ってるんですよね。
帝は、不幸な生い立ちなんだけど、そのことで同情されたり悲しまれたりするのは、すごく傲慢だと信じてるヒトで。
でも、聡の涙だけは、きちんと受け止めてた。
帝って、最初からずーっと変わってないと思ってたけど、やっぱり聡と出会って、恋をして、すごく変わっていってるなあ。
優しさも甘さもみせないけど、柔らかさは持てるようになったよね。
ラストのタクシーのシーン。
帝がそういうことできるようになったんだーと、ちょっと感慨深かったり(笑)

今回は、メインカップル以外のラブも進行・・・。
私的には藤井双子の片割れと石田センセが気になるんだけど〜。
どうなるんだろ。
藤井双子は、なんか未来が見い出せないんだよね。
今ソコにある感情を、ものすごく大事にしてる。
でも、いざってときに手放す覚悟もってるというか。
普段があれだけふざけてるだけに、たまにもれる本音がイタイんだよね。
石田センセと、聡の兄には、がんばって欲しいんだけどね・・・。

ところで、ディアプラスがエロ強化と聞いて、どきどきしてたんですが、さすが月村さん(笑)
潔いほどの朝チュンぶり。
なんか、このシリーズはこれでいい♪
イヤー寧ろ新鮮(笑)




『秋霖高校第二寮1.2』の感想はコチラ
『秋霖高校第二寮3』の感想はコチラ
posted by 棗 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>月村奎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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