2009年04月06日

レンタルキャットに首輪:花川戸菖蒲



<あらすじ>
昼間はお堅い薬剤師…だけど木曜の夜だけ、ユキナリという名のわがまま猫になって好みの男を漁る。期間限定の気ままな暮らし―そんな由紀也が一夜の相手に選んだジュエリーデザイナーの岸田は、カッコよくて構い上手でベッドも最高!俺だけに飼われろよ…と言われ、初めて本気の恋にはまってしまった。でも…。岸田は昼間の顔を見られても、自分は双子の弟だと言い張る由紀也で…。
ジュエリーデザイナー×薬剤師モノ。


実は発売時スルーしてたんですが、どうも私の想像とはちょっと違うような気がして読んでみることにしました。
花川戸さんにしては、ちょっと痛くて、とってもエロかったです(笑)



いやもう、最近の花川戸さんの、エロの気合いの入り方といったら!(笑)
レーベルのカラーもあるのかもしれないけど、いやでもさあ・・・。
でも基本的に、受けちゃんはエロエロボディで、攻めはちょーオヤジクサイエロを仕掛けるのだよね。
花川戸さんのところのカップルは、無理やりとかないから安心だよ・・・。
受けちゃんがきちんと気持ちいいから。

エロばっかり語っちゃったよ(笑)
ということで、中身についてもちょっとだけ・・・。
由紀也は、普段はやぼったい眼鏡かけて、うつむきかげんに街を歩き、お堅い薬剤師として日々暮らしているのだけど、木曜夜だけは、本来の自分を解放させるべく”ユキナリ”として、夜の相手を探しに出かける。
そんな二重生活を送ることになったのは、二十歳すぎて突然気付いた自分の性癖。
それまで親に言われるがまま、親のひいたレールの上を走って、最終ゴールが結婚。
でも、自分がゲイであることは事実、でも両親のためにも結婚はしなくちゃいけない。
現実と実状の乖離に、出した結論は二重生活。
いつかするであろう結婚の日まで、それまでは自分の好きなように生きる時間があってもいい。
そう思って、週に一日だけユキナリとして過ごすことに。
ユキナリのときの由紀也は本当に自由だし、偽ることもなくて、ただ快楽に浸ってるだけ。
でも、由紀也とユキナリのギャップは極端から極端で。
当然その生活に無理がでてきて、その歪みが自傷行為というかたちであらわれてしまうんですよね。
いつか消えてしまうユキナリとしての自分を、心の底では消したくないと思ってる。
でも、それを自分じゃ気付いてない。
きちんと親の望む由紀也としていずれは生きていけると、信じようとしてますよね。

めずらしく、岸田は花川戸さんちの攻めにしては、唐突に手を離したりしない(笑)
由紀也には嘘つかれてるわけだけど、それを責めない。
なにか事情があるんだろうって、見守れる。
結局、由紀也の自傷行為のわけを理解するのもこの人。
あの鷹揚さと懐の大きさは、花川戸さんちの攻め史上最大級かな。
この人も、家族とのいざこざがなかったわけじゃなくて、それを踏まえた上で由紀也に、親の望むままに生きることのリスクもきちんと説明するんですよ。
どうしたって責任は生まれるんだよって。
それが、由紀也のいままでやったことを全否定するやりかたじゃないから、ちょっとほっとしたかな。
由紀也の行動って全然褒められたものじゃないけど、でも由紀也が唯一見つけ出した逃げ道でしかも自分で考えて見つけ出した方法だったわけですから。
それ否定しちゃあ、由紀也はどうにもなくなるもんね。
でもね、エッチナキシダサンは、どーしようかと思ったよ(笑)
虫かよ!
むちゃくちゃ笑ったもん。
・・・オヤジめ。
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