2009年03月22日

グレイ・ゾーン:久能千明


久能 千明
Amazonランキング:145430位
Amazonおすすめ度:



<あらすじ>
トップエリートの警察官だった片岡亜久利に憧れて警察官になった香坂譲。警察を辞め、自分の前から完全に姿を消してしまった亜久利に、街中で偶然出会った譲は、亜久利を引き止めようと身体の関係をもつのだが―。素直になれない男たちの、プライドと純愛。久能千明が描き出す、極上のボーイズラブストーリー。
元エリート警察官×現役エリート警察官モノ。


読み終わってすぐ、「ターニング・ポイント」注文しました。
・・・こんなにハマれる本があったなんて。
最高だよ!




プライドと純愛、これにつきます。
譲も亜久利も、自らの仕事にプライドを持ち、たとえそれでお互いがお互いを追い詰めることになろうとも、手をゆるめることはなく、でも心の底から愛おしい相手でもあるんですよね。
これで萌えなきゃ、なんで萌えるよ!というくらい、二人の関係に激萌えでした・・・。

攻めの亜久利の、言葉少ないなかにも譲に対する愛が透けて見えて、それに心掴まれました。
以前は譲と同じく警察に身を置いていたものの、ある事件をきっかけにやめてしまった亜久利は、今はナゾの弁護士由利と組んで裏で怪しい仕事についている。
それもあって、警察エリートの譲を遠ざけようとします。
でも譲は偶然の再会に、ずっとあこがれだった亜久利の変貌に納得もできず、黙って消えてしまったことへの怒り、そして秘かに持っていた気持ち、そんなモノが溢れ出し、薬とアルコールの力を借りて、無理やり体の関係を持つという暴挙に。
譲のそんな捨て身の作戦が功を奏してか、亜久利との関係はどうにか途切れることなく、細いながらもつながることに。
でも、譲になにも話さない亜久利に、不満と疑惑だけが募っていく。
そこに、あるドラッグに関わる事件が頻発し、譲はそこに亜久利が関わっているのではないかと疑念を抱くことに・・・。

亜久利は、自分が身を置いてるのが裏家業だということをよくわかってて、そこに群がっている人たちが危険だということもよくわかってる。
自分に関わることで、譲の立場が危うくなることも十分知ってるし、譲自身が危険だということも承知してるだけに、ただ遠ざける道を選びます。
最初に、黙って消えたときのように、何も言うことなく、ただ自分から遠ざかる。
でも、今回はそれがうまくいかない。
たった一回でも、例えそれが薬とアルコールのせいだとしても、体の関係持ってしまってるから。
もう、お互い、自分の中にある本当の気持ちに気付いてるんです。
だからこそ、亜久利は消えようとして、譲は追いかけるほうを選ぶんですよね。
このときの、譲の潔さと強さがとても好きです。
亜久利は、自分を諦めさせようと、イヤな男を演じようとするんですが、それをはねのけた譲がすごくいい。
無理やり、しかも酷い言葉投げつけながら抱こうとする亜久利に、気持ちの中では抱かれたいと思いながらも、それを拒絶するんです。
そんなことではゆらがない亜久利への思いに、プライドと純愛を感じました。

事件はとりあえずの終結を迎えたんですが、二人の関係は・・・どうなるんでしょうか。
「ターニング・ポイント」でもまだ完結してないんですよね。
うーん、続きはいつでるんでしょうね。

この後に「ボーダー・ライン」という本が出てますが、ソレはこの作品に出てきた由利のお話。
しかも、時系列的には「グレイ・ゾーン」より昔となります。
私は、「ボーダー・ライン」を先に読むべきだったと、ちょっと後悔・・・。

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posted by 棗 at 21:00| Comment(4) | TrackBack(0) | BL(小説)>久能千明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは(^^)
グレイシリーズは自分も大好きなシリーズです。

2段組みで結構シビアで、でもピュアなところも好き♪
亜久利と譲のもどかしい関係が萌えツボです。

読む順ですが、出版されたのは「ボーダー・ライン」のほうが後なので、先に「グレイ・ゾーン」読んでいても構わないと思いますよ。

ドラマCDもあるんですが、これまた素晴らしくて!
自分はドラマCDを聴いて由利のファンになりました(笑)

Posted by 成田智 at 2009年03月22日 22:59
棗さん、こんばんは!
なんだかよさげな感じですね!
最初の数行、
『読み終わってすぐ、「ターニング・ポイント」注文しました。
・・・こんなにハマれる本があったなんて。
最高だよ!』
というところを読んで、思わず
「これは買い!」とつぶやきました。
(棗さんの感想、参考にさせてもらってます)
なので、ネタバレを避けて、続きを読むのを我慢しちゃいましたよー。
自分で読んでから、またゆっくり読みにきますね(笑)
早速、ebookoffで注文してきまーす♪
Posted by あると at 2009年03月22日 23:21
成田さん、こんばんは♪

もともとこの本買う予定では全然なかったんですが、手に取った瞬間、なんか感じるものがありまして。
萌えの神様ありがとございます!(笑)

この作品、ハードカバーというので損してるなあ、と思うんですよね。
買うのにちょっと躊躇うので。。
でも、二段組でこの内容でこの価格は納得です。
某児童書のあのとんでもない価格設定にくらべたらもう・・・。
あの二人の関係は、激萌えですね!

>先に「グレイ・ゾーン」読んでいても構わないと思いますよ。

ただ単に私の好みの問題なんですけど、時系列にそって読むほうが好きなんですよ。
過去に戻る話とか、なぜか苦手なんですよね・・・。
といいつつ、現在進行形で「ボーダー・ライン」読んでます(笑)
ちょっと結末が怖いです。

ドラマCDは、原作読んでから存在を知ったんですが、由利は三木さんなんですね!
うわ〜、なんかすごくハマってそうだ・・・。
「グレイ・ゾーン」も「ボーダー・ライン」も聴いてみたいですよ〜。
ああ、気になるCDもどんどん増えてゆく〜(笑)

コメントありがとうございました!
Posted by 棗 at 2009年03月23日 21:03
あるとさん、こんばんは♪

ははは、テンション高過ぎですね、私(笑)
でも、そのくらい久々に読み終わって「これは感想書く〜」といきおいで書きました・・・。
なので、大分おかしいこと書いてあるので、どうぞ原作本を読んでから、こちらをお読みくださいませ。
もう、原作のかっちょいい雰囲気ぶち壊してる気がしますよ、トホホ。

私の感想が参考になってますか?
・・・恐れ多いです〜。
かなり偏った萌えの持ち主なので、感想が大分ズレたことになってますが、それであるとさんの新しい扉を開くきっかけとなれれば、よかったです♪

今日、楽●さんから、「ターニング・ポイント」が届きました♪
わーい。
でも、まだ「ボーダー・ライン」が途中なんですよ(笑)
しばらくこのハードボイルド・ボーイズラブ、じっくり堪能します!

コメントありがとうございました。
Posted by 棗 at 2009年03月23日 21:13
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