2006年01月07日

リミット:水壬楓子



<あらすじ>
人材派遣会社『エスコート』のボディガード部門調査部所属の柏木由惟とガード部所属の名瀬良太郎。
以前はガードとして二人はよくコンビを組んでいた。
二年前のある事件が起こるまでは。
任務の途中、良太郎をかばい銃弾を受けた由惟は、足の自由を失い車イスの生活になってしまう。
それ以来、二人の関係は一転し、良太郎は由惟に献身的に尽くし、由惟もそれを受け入れる。
しかし、良太郎を秘かに思っていた由惟は、嬉しさと苦しさの板挟みになり、別れを決意するのだが・・・。
ガード×元ガードモノ。


やられました、完全に。
シリーズ、最後の最後で。
三十路の同級生カップル、そしてヘタレな攻と意地っ張りな受。
どーいうことなんですか?!私を萌え死にさせる気なんですか(笑)
大どんでん返しで、エスコートシリーズのNo.1萌えカップルは彼らで決定・・・。


任務の途中、相棒の良太郎をかばい重傷を負ってしまった由惟。
足が不自由になってしまったことで、秘かに好きだった良太郎を手に入れることになる。
心以外は、すべて。
仕事以外のときには、由惟のそばにいて、由惟のために時間を割く。
そして、こんな身体になってしまったからと、良太郎の罪悪感につけ込むようなことを言ってしまい、身体だけの関係を持つようになってしまう。
それが、ますます自分自身を苦しめることになることなんて、由惟自身十分わかっているのに。
だからキスだけはしない。
キスしてしまったら、今以上に、良太郎のこと独占したくなるから。
でも、良太郎がここまで尽くしてくれるのは、すべては贖罪から。
そう由惟が信じて、こんな関係終わらせようと、別れを決意するシーンは、どうしても読んでて苦しくなった。
別れるんだったらその前に、自分の気持ちぶつけたらいいのに、と普通だったら思えるんだけど、この二人の場合には、そうも簡単にはいかないんだろうなと。
由惟にあれだけの負い目を感じてる良太郎だから。
そんな良太郎を好きだからこそ、自由になって欲しくて、別れてあげるって・・・自分の気持ちに嘘ついてでもそれをしてしまおうとする由惟の強さが、なんだかかわいそうで。
もっと狡いことが平気で出来る人だったら、もっとラクだったんだろうけど、それじゃダメなんだろうな由惟も、良太郎も。
常に対等でありたいと願う二人だから。
しかし、最後それはありなのか?と叫びたかったけれど、もう二人がラブラブならどうでもいいです、そんな些細なこと・・・(笑)

そしにしても、この人材派遣会社「エスコート」もさることながら、警視庁警備部警護課の乱れっぷりはどーなんでしょう。
四人、いや五人か・・・・。

☆「エスコート」の感想はコチラ
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posted by 棗 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>水壬楓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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