2009年02月05日

愛ときどき混戦:たけうちりうと


たけうち りうと
Amazonランキング:168683位
Amazonおすすめ度:



<あらすじ>
資産家の家に生まれ、美貌に恵まれ、ゆえに勝ち気でときに冷淡でさえあるエリートサラリーマン門脇周(かどわきしゅう)。男らしい外見に、センスのよい家で塾を開いて自分らしさを大切に暮らし、大人の男の余裕を感じさせる三日月広司(みかづきひろし)。生まれた環境も違えば価値観も違うこのふたりが、あるアクシデントによって、恋人以上に親密な関係に!?奇跡みたいなスペシャル・ラブ!
塾講師×サラリーマンモノ。


ドナドナすべく部屋中の本を選別中に、奇跡的にサルベージされました。
たけうちさんの作品の中でも、かなり好きなお話です〜。



ばっちりネタバレしてます。未読の方ご注意下さい。











たけうちさんのかかれるキャラというのが、また個性あふれる面々で、どの作品読んでも魅力的な子やインパクトの子が出てきてる気がします。
むやみやたらにいい子よりは、狡さや弱さをもったいいところばっかりじゃないキャラを書かれてて、それがなんか読んでて安心してしまうというか。
そんなたけうちさんの書かれる、いい子と悪い子(笑)のでてくるのがこのお話。
門脇は、悪い子と言うとちょっと違うかな、とにかく、自信家で自意識過剰で自分勝手。女の敵
サラリーマンんなんかやってるオトナなんだけど、中身は子供っぽいのかもと思わせてしまうところがあって、一方の三日月は、きちんと大人だよね。
誠意を持って他人と接することのできる人だし。
門脇とは、真逆のタイプ。
そんな二人におきた、ハプニング。
混戦・・・そう、”おれがあいつであいつがおれ”なのですよ。
ありそうなんだけど、なかなかないですね、このネタ。
だから今読んでもけっこう新鮮かなーって。

門脇に入ってるのが三日月。
三日月に入ってるのが門脇。
それだけでも十分パニックなんだろうけど、三日月はゲイで、オトコの恋人もいる。
門脇は、女の子が好き。
そりゃあもう、門脇的には大問題ですよね。
三日月は、正直にまわりのひとに説明すべきだと主張するし、門脇はとりあえずこのままでなんとかしてしまえと思ってる。
とことん気が合わない二人(笑)
そんなとこから、二人は奇妙な入れ替わり生活が始まるんだけど、この状況って不思議だよね。
こんな風に客観的に自分を見つめることができるなんてこと、普通ありえないから。
いいかげんを絵に書いたような門脇だけど、三日月が自分の体で女に優しく接する様を見せられたり、三日月自身が普段するようにオトコの恋人に接しなきゃいけなかったり。
自分の中にいるのは三日月で、その三日月が恋人の理想通りに彼女に接しているのもかかわらず、それでも門脇は振られます。
それを、三日月の体の中から見てるですよ。
そのシーンが、なんか切ない。
なんかうまくいえないんだけど、あの彼女と三日月の会話が楽しげであるだけに、なんか切ない。
・・・確かに、門脇って、彼女に対して優しいわけでも、なんでもなくって、ひでーオトコと思ったりもしたんだけど、そこはきましたね。
正直、エロシーンよりよかったかも(笑)

最終的に、ふたりは元通りの体に戻るわけですけど、関係は戻らないよね。
特別ですよね。
確かに門脇は気持ちの中で変化があったと思う、けど、三日月は?
と思ってみたりして。

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