2008年11月11日

年上の恋人:岩本薫


岩本 薫
Amazonランキング:1417位
Amazonおすすめ度:



※ネタバレしてます。

<あらすじ>
眩いばかりに若くて野性的な6歳年下の幼なじみ兼恋人の及川悦郎。しかし5年前、悦郎に告白され、熱情に流されるようにしてセックスをしたあの日から、鳴沢水城は悦郎に対し罪悪感を持っていた。実の弟のように愛しんできた悦郎の将来を考えるなら、あのとき大人の自分が彼を拒むべきだったのではないか…と。耐えきれず悦郎のために別れを切り出した水城だが!?「なぁ…言えよ。二度と離れないって。オレなしじゃ生きていけないって」一途な年下の男×大人の男が贈る情熱的なラブストーリー。
大学生×大人モノ。


このタイトルだとどっちともとれるんですが、私の中の年下攻めハンターの血が騒ぎましたので、要チェックしてみました!
おっしゃー!年下攻め!!!
あらすじ読んだ時、「ああ、いつものパターンね」と、正直思いました。
若い恋人の将来を思い、身を引く年上の恋人。
それを執念で追いかける、年下の恋人。
このベタなパターン、結構好きです(笑)
でも、さすがにそれだけじゃなかったですよ・・・。
それだけだったら、こんなに読後感が良くはなかっただろうなあ。

結局、この二人の十年愛のお話でした。
短編が4つ。
二人が少しずつ年をとり、ふたりの関係も少しずつ形を変えるのに、やっぱり年齢差は変わることはなくて。
この永遠に埋まらない6歳の差が、なんかいいのです。
長いこと一緒にいるのに変わらないものがあるって、すごいことですよね。
そんな中、一番の変化は、やっぱり年上の恋人・水城だと思うんですよ。
流されるようにして悦郎と寝てから、やっぱりどこか罪悪感を抱えていて、「悦郎のため」という言い訳で、別れる道を選ぶんです。
水城って、結局自分のための選択を、すべて悦郎のため、とか母親のため、とか、全部誰かのため、って理由つけてたんですよね。
それを、悦郎を手放して、死ぬほど後悔して、泣いて、そこでようやく、自分のためと言って行動できたんです。
悦郎を手に入れた水城は、そこから強いよね(笑)
年上の恋人というより、年上女房。
どんだけ手綱握ってるんだか(笑)
悦郎はまさに、金の草鞋を履いたね・・・。
でも、そんな年上の恋人を手に入れたからって、甘えるでもなく、手を抜くでもなく、自分の夢は自分でしっかりつかみ取ろうとする悦郎は、いい子だね♪
しかし、若くても、ちょっぴり年取っても、らぶらぶでがつがつしてるステキカップルでゴチでした!

しかし、この前読んだ秀香穂里さんの「他人同士」も、年下のカメラマンの恋人だったんですよね。
・・・今、ブームきてる?年下カメラマン攻め。

posted by 棗 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>岩本薫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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