2008年10月15日

花舞小枝で会いましょう:原作・鹿住 槇、マンガ・夏乃 あゆみ


花舞小枝で会いましょう
鹿住 槇:原作
夏乃 あゆみ
税込価格: \620 (本体 : \590)
出版 : 徳間書店
ISBN : 978-4-19-960379-2
発行年月 : 2008.6


<あらすじ>
清実で可憐な大和撫子は、難攻不落なオトコのコ!?

訳あって女として育てられ、普段は和装の美少女姿――。
そんな天涯孤独な少年が、資産家の相続人だった!?
父の代理として女装の美月の前に現れたのは、有能な若き弁護士の波多野。
美月が男としてバイトする料理店の常連客で、なんと美月に気のある野心家なゲイ!!
波多野の素顔を知る三月は、警戒と反発をして…。
弁護士×フリーターモノ


これ続きモノだと思ってたら、全一巻だったんですね・・・。
うわー、思い込みってオソロシイ。



以前全サ目当てで買った雑誌キャラで、第一話だけは読んでたんですよ。
それで、絵の話の雰囲気がぴったりハマってるな〜と。
そして、以前乙女ロードに出撃した際、原画を拝んで参りましたが、美しかった・・・。
それにしても夏乃さんの描かれる着物、すごいカワイイですよね。
ああいうハイカラ着物は着てみたいな〜、年齢的に痛そうだけど(笑)

BLだけでなく、意外と出会うような男女逆転モノ。
有名なところだと、氷室冴子さんの「ざ、ちぇんじ」でしょうか。
実際は、かなーり無理があると思うんですよ、骨格やら体格やら声とかまあイロイロと、服を取り換えただけでは誤魔化しきれないものがあるということは、わかってはいるんですよ。
でも、かなり好きみたいです、性別偽るというネタは。
やっぱり、これって願望かな〜とも思うときもあるんですよ、もう一つの性別っていう未知のものにたいしての。
何をどう頑張っても、私は男性にはなれないし、男性はわかりません・・・。

脱線しまくりですが、本題の「花舞小枝で会いましょう」です。
母親のある思いから女性として育てられた美月。
母がなくなった後も、女性としての美月と、男性の瑞城のふたつの顔を持って暮らしている。
本人としては、男としての瑞城としての生活を・・・と考えはじめた矢先、実の父が会いたいといって弁護士をよこす。
それが、サイテーの男・波多野。
青二才の自信家なんですが、まあ一生懸命なひとではありますよね。
瑞城と美月、両方の姿で彼に出会い、翻弄されてしまうのですが、美月の時は、かなりの気の強さで接してしまうのに、瑞城のときはわりとおとなしめ。
・・・ギャップがいいなあ。
長年美月として暮らしてきたとは言え、本来は瑞城としての自分がホンモノだと知ってしまった今では、やっぱり美月だと仮面をかぶってる様なものなんでしょうか。
違う自分を演じてるような感じなのかな。
波多野の本音に触れて、彼に惹かれて行くんですが、美月ではなく瑞城としてそばにいたいし、瑞城として好きになってほしい。
でも、波多野は、男の自分じゃなく、女の美月に興味を持ってる。
同じ人間なのに、同じじゃない。
そういうジレンマが、いい!
だから、もうちょっと長いお話だったらよかったような気がしなくもないです。
バレるまでが焦れ焦れするので、できるだけひっぱって欲しいんですよ(笑)

・・・でもね、これすごく納得いかなかったのは、瑞城の母親が、出生届を”女”として出したこと。
結局、そのために瑞城がどんな苦労をするかなんて考えたのかなと。
100%自分のエゴだったとしか思えなかったんですよ。
子供をとられたくない、という気持ちはわかります。
でも、そのためだけに、瑞城はそのあとずっと性別を偽って生きていかなきゃいけないんですよ。
それがどんなことなのか考えなかったのかなと。
そうやって、子供の人生、自分の都合だけで振り回しといて、矜持とか言われても、納得はいきませんけどね。
とはいえ、役所の手続き上、いくらなんでも嘘の届けはできないだろうなあとは思いますけどね。

posted by 棗 at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(マンガ)>カ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック