2008年08月16日

不実な男:久我有加



<あらすじ>
お化け屋敷でのデート中、彼女に気がないことを言い当てられ、ふられた挙げ句突き飛ばされケガをした伸彦。居合わせたお化け役の男・禄朗に手当てをしてもらうが、そこで少し話をしただけの彼に後日突然告白される。人を好きになれない自覚のある伸彦は、誰とも付き合う気はない。だがすぐに人を好きになる禄朗に興味を覚え、友人としてならいいと答えてしまい!?恋を知らない伸彦と惚れっぽい禄朗の年下攻ラブ。
劇団員×公務員モノ。


なんとなく読んでましたが、この作品、実は年下攻めだったんですよね!
いや〜、こんなカワイイ年上の恋人いたら、たまんないよねー(笑)
しかし、久我有加さんの、関西弁BLはやっぱよいですねえ♪
ドラマCDになればいいのに〜と思いますけど、言葉の壁が厚いんだろうなあ・・・。



不実・・・誠実じゃないってことですよねえ、きっと。
それは、伸彦のほうなのか、ロクローのほうなのか・・・。
どっちもどっちだよね、多分。

その昔ものすごいレンアイ体質で、恋愛のナイ人生なんて、カスよカス、と阿呆なことをほざいてました。
ええ、若かったんですよ・・・。
ほれっぽかったですねえ・・・。
友達の彼氏だの、友人のことを好きな男友達とか・・・節操ない恋をしてたのは、遠い昔。
それがなんで今はこんな修行僧みたいな生活に!!!
アリエナーイと、昔の私なら思っただろうなあ(笑)
今は、イナバさんいるからいいの♪

前置き長くなりましたが、とにかく、恋愛体質の人と非・恋愛体質の人の、恋のはじめかた♪ですね。
そんな私は、よく友人に聞かれてたんですよね、「恋とはなんぞや」と。
その友人が、まさに非・恋愛体質の人で、次から次へと「あのひとかっこい〜」と騒ぐ私にそれはもう真剣に聞いてましたよ・・・。
あのころなんて答えてたのかもうわからないけど、おそらく、伸彦が恋だと思う事象にまるまるあてはまるような状況に陥ることだと思ってましたよ。
顔を見たり声を聞いたりしただけで、どきどきして、いつも会いたくて会いたくて、その人のことしか考えられなくて。
それがわからない友人が、なんでわからないのか、わからなかった(笑)
恋なんて、理屈でするもんじゃなくて、感覚でするもんだし・・・。
そういう意味では、ロクローって、ホントに天性の恋愛体質だなーって。
理屈抜きに、相手みて「いい!」って思えば恋も始まるんですよね。
彼にとって、恋愛とはそういうものだから。
でも、伸彦にしてみれば、「恋愛とはかくあるべき」という、刷り込みがあるんですよね。
まさに、熱く激しいパッション(笑)みたいものを感じるべきだという。
でも、恋愛の仕方って、一つじゃないと思うんですよね。
伸彦みたいに、一緒にいることで幸せな気分になれる、穏やかなのもありだと思えます。(・・・ただ、自分がそういうのしたことないから、よくわかんないんですけど)
そういう、伸彦の固定概念覆すロクローの思いって、いいなあ・・・。
個人的にこういう押しの強い男に弱いんですよね(笑)
ロクローって、役者めざす劇団員で、バイトもしてるようなオトコですからね、普通だったら、恋愛するまえに冷静に考えちゃいそうなんですよね。
「・・・将来性ってあるの?」みたいなこと(・・・リアルですんません)
なのに、そういうこと考える隙を与えないほどの押しの強さ。
伸彦にはじめてあって、「恋した!」と思ってからの行動力は・・・ハンパねえと思いましたよ。
メルアドゲットして、メール攻撃で、次の約束取り付けて、それからそれから・・・。
それでも、恋愛とはかくあるべきの呪縛からそう簡単に逃れることのできない伸彦に、あっさり告白しておきながら「友達」のポジションをゲットしてしまう。
普通、やですよね好きな人に告っといて「友達なら」って断られるの。
それでも「待ちます」の体制なんですよね。
気が長いとも言えるけど、ロクロー、最初っからおとす自信あったんじゃないかなーって思いますもん。
行動の一つ一つに、自信が溢れてるんだもん、このオトコ(笑)
まあ確かに、恋愛初心者の伸彦相手なら、百戦錬磨のロクローだったら、ちょろいよなーって・・・。
伸彦、手の上で踊らされてるっぽくて、それがなにげに気の毒で(笑)

そうやって、恋を自覚して、めでたく恋人同士になったふたりですが、その後は、とにかく伸彦がかわいいですよね。
一人前に、「嫉妬」なんて感情あらわにしたりして。
恋愛出来ない人だったなんて思えないんですよね。
ホントに、可愛く恋愛してますよね。
伸彦に手の上で弄ばれてるっぽいけど、無自覚にロクローふりまわしてるのかもなー。
お前もちょっとは苦労してみやがれ!ロクロー!
それにしても、この二人、えっちが本番まで長かったですね〜。
ロクロー、気が長過ぎ!と思ったけど、なんだかんだ言いつつ、きちんと相手の事を考えているロクローにちょっと感心。
久我さんの作品は、「ふたりのその後」があって、すごく好きなんですよ〜。
今回もありました。
三十路の伸彦♪
いつまでたっても、ふたりはこの調子でいるんでしょうね〜。


そういえば、件の非・恋愛体質の友人は、さっさと結婚してしまいましたよ・・・。
ま、そんなもんですよ(笑)

posted by 棗 at 17:55| Comment(2) | TrackBack(1) | BL(小説)>久我有加 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
棗さんこんばんは〜。
また頑張ってるらしい秋月です〜。よろしく。

私はそこまで非・恋愛体質じゃないんですけど、ものすごく好き!っていう気持ちはよくワカンナイです…(汗
だけど、すごく好きになって相手にも好きになってもらえたら幸せだろうな〜とは思うので、いやまじで禄朗みたいな男は理想的じゃん!
だけどボーっとしててもそんな人は現れないんだよね…(by美男塾)

久我さんの作品は本当、幸せなその後の二人が見られるのが嬉しいよね!
たぶん禄朗は誰もが知る二枚目俳優とかっていうより、どっちかっていうと個性派俳優とかそんな感じで人気が上がるんだと思うな。

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Posted by 秋月 at 2008年08月16日 22:00
秋月さん、こんばんは♪
また頑張ってるらしいって、らしいなの?(笑)
そう言わず、頑張ってくださいよ〜。

この作品読んで、恋愛感情って人それぞれだよなーって、あらためて感じましたよ。
私は、ものすごい好きー!っていう恋愛しかしたことないんですよ(笑)
だから、伸彦みたいなおだやかな恋というのが想像つかないんですよね。
ああ、こういう恋愛の仕方もあるんだなーって、BLで学ぶ間違った三十路・・・。
やっぱり、美男塾いかなくちゃいかんなあ、私(笑)

物語の終わりのあと、っていうのが昔からずっと気になってたタイプなので、久我さんの作品は、すっごい好きなんですよ。
読者の想像力に任せてもらえるのも嬉しいんですけど、やっぱり幸せな姿を見せてもらえるというのは、なんか安心しちゃうんですよね・・・。
しかも視点が変わってるから、ロクローってそんなこと考えてたんだな〜って、自分の中で納得できるんですよ。
しかし、ロクローは二枚目俳優って感じじゃないよね、秋月さんの想像通り、個性派俳優の道すすんで頑張って欲しいな〜。

コメント&TBありがとうございます!!!
Posted by 棗 at 2008年08月16日 23:14
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