2005年12月06日

教えてよ:桜木知沙子

教えてよ
教えてよ
posted with 簡単リンクくん at 2007. 1.28
桜木 知沙子著
新書館 (2004.12)
ISBN : 4403521002
価格 : \588
通常2-3日以内に発送します。


<あらすじ>
歯学部五年の口腔外科学の再試ににおちた利仁。
再々試に落ちれば、めでたく留年。
「講師の永野はゲイで、男子学生は一晩一緒に過ごせば単位をもらえるらしい」という噂を聞き、覚悟を決めて講師室に向かったのだが、そこで待っていたのは、永野の鬼のような補習。
そんなある日、永野が口腔外科教授の渡瀬の白衣にそっと顔をうずめていたのを見てしまう・・・。
歯学部5年生×講師モノ。


雪が降ると、どうしても桜木さんの作品が読みたくなります。
雪→北海道→桜木さん、という感じで・・・。
しかもこの本、表紙が緑と赤でクリスマスな色合いで、なんか冬っぽいんですよね、実際には夏なんですけど(笑)
そして、「現在治療中」と少しだけリンクしてる、というか向こうのキャラが少しだけ出張(笑)してるこの作品、年下ワンコと白衣のクールビューティのお話でした。
・・・くどいな、私(笑)


「馬鹿」にはじまり「馬鹿」に終わる、デキの悪いワンコこと、利仁。
元々再々試合格のために、操を捧げるつもりで永野の元に出かけたはずが、スパルタ講義を受けるハメに。
普通常識的に考えて、一晩のお勤めで単位がもらえたりするわけないんですけどね。
しかも、そんな噂を信じて、飛びついてしまうところがもう病は深い(笑)
それほどの勉強嫌いの利仁を再々試合格に導き、あげくの果てに勉強の楽しさに目覚めさせてしまったのが、美人だけど鬼のように厳しい永野。
利仁の性格を知ってか知らずか「馬鹿」の連発で、負けず嫌い魂に火とつけてしまう。
・・・ワンコって、なんでこうも単純かなー。
まんまと永野の手のひらで転がされまくり(笑)
釣り合うような男になりたいからって、がんばってる姿はものすごくいじらしい。
そこまで調教教育した、永野に拍手。

それにしても、永野みたいなクールービューティー系の受って、基本的に本音の裏返しが出た態度。
実は、さみしがりやで、繊細。
ワンコみたいな、ストレートで、つまらない駆け引きなんて出来ないタイプじゃないと、ダメなんだろうな・・・。
そのくせ、ここぞのところで最終兵器使っちゃうんですよね。
その名も「涙」(笑)
それが効かなかったことがあるか、いやない・・・というほどの破壊力。
でも、ただクールで美人なだったら、利仁も永野のことを好きになったりしないと思う。
内面のそんな弱さとか、それを隠そうとムリしてしまうところとか、そういう人間的な部分持ってて、それを自分にだけ見せてくれるっていうのは、ちょっとそそります。
いや、かなり(笑)
だから、利仁が永野を好きになっていく過程が、なんかいいんですよね。

そして、ゲスト出演は、邦彦と葉田。
・・・「現在治療中」のその後のふたり。
ほんのちょっとだったけど、あいかわらずでした。
うふふふふふ♪



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