2008年07月11日

花嫁は緋色に囚われる:水瀬結月



※思いきり、ネタバレです〜。

<あらすじ>
香港黒社会との関係が噂される塔真家に代々伝わる家宝、劉宝。その紅玉を目に当てて光に翳し、龍の紋章を浮かび上がらせることのできる人物こそ、一族に繁栄をもたらし次期総帥の花嫁となる―骨董商の凌は、その条件を満たす者として傲岸不遜な塔真家三男、貴砺に監禁され、花嫁として手ほどきを受けることに…。だが、お家騒動をめぐる罠が次第に明らかになり…。書き下ろしスリリング・ウェディングロマン。
三男坊社長×骨董商モノ。


美形だけど、印象に残らない顔って、どんな顔?(笑)






ネットの海を漂っていたら、この作品がドラマCDになっているということを知りました(遅い)
しかも、花嫁・凌役を、あの小野大輔さん・・・。
小野さんが、花嫁役。
小野さんが、初々しい妻役を・・・(しつけえ)
・・・なんかもう妄想の範疇を越えましたよ(笑)
とにかく衝撃の事実発覚にいそいそと積読山脈からこの本を発掘しました。
・・・最近、本を読む動機が、なんかおかしい。

基本的にツッコミどころは、満載なんですよ。
主人公・凌の容貌に関することとかね・・・。
まあ、それも意味があったといえば、あったんですけどね・・・。
そして、塔真家の次期総帥の席の争奪戦の、大掛かりなあれこれ。
貴砺のお家は、おそらく代々続いた由緒正しきお家柄、なんだと思うんですよ、多分・・・。
なのに、花嫁が男でも、ノープロブレムって、すごくないですか?
だって、何代か前の総帥の嫁も男だったって言ってるし。
・・・次の跡継ぎは、どうするんじゃー。
セレブのお家とは、そんなものなのか・・・。
その花嫁のお披露目がまたね・・・。
ありえないよね、来賓の前でえっちってさあ(笑)
塔真家、わけわかんない・・・。

ところで、この作品、基本は花嫁モノですから。
そこんところは楽しむべき要素として、たっぷり堪能させていただきましたよ♪
監禁、媚薬は当たり前〜。
貴砺の台詞が、いちいちエロダンナで、最高ですよ〜。
あの、とってつけたような「夫の務め」という台詞が、私は大好きです。
だって、えっちなことしたいときのセリフにつけられてるよね・・・。
エロいことしたかっただけじゃん(笑)
でも、「妻の務め」には、たいして萌えないのはなぜだろう・・・。

凌は、骨董品調査でやってきた塔真家でスパイ容疑で取っ捕まるんですが、なぜかなりゆきで一族に繁栄をもたらすと言われる次期総帥の花嫁に選ばれてしまいます。
妹の結婚も控えてる今、お金に困ってもいた凌は、そのとんでもない話に飛びつきます。
が、しかし、凌の思いもよらない方向に話は進みます。
というか、凌って、基本初心なんですよねえ。
花嫁って言ったら、”夜”もコミに決まってるじゃん!
花嫁修業・・・ということで、立ち居振る舞いなどのマナーをたたき込まれる一方で、夜のオツトメにもいそしむことに。
凌は、完全初モノなんですよねー。
その最初の夜は、なかば無理やり・・・ではあるんだけど、あんまり無理やりっぽさがないかな・・・。
大体、本番ナシだしね!
さすが、貴砺、セレブ!言葉がいちいちエラそげだ!(笑)
言葉攻めちゅーか、羞恥プレイちゅうか・・・。
そんな生活を続けるうちに、凌を逃がそうとする人物が現れ、そのことで凌は貴砺に酷い扱いを受けることに。
ふふふ、媚薬プレイですね♪
凌って、花嫁なんて役演じることになっちゃいましたが、あれで結構芯の強いキャラなんですよね。
どっちかというと、貴砺の方が弱い気がする・・・。
男の花嫁にされ、身体をいいようにされて快感覚え込まされちゃって、自己嫌悪することはあってもへこたれない。
負けず嫌いってのもあるんでしょうけど。
そうこうするうちに、凌も自分の役になんとなく気付きはじめます。
塔真家の次期総帥をめぐる話には、なにかがあるのではないかと。
貴砺にとって自分は、総帥の座につくためのコマのひとつでしかないとわかりながらも、だんだんと貴砺に惹かれていってしまった凌は、自分に割り当てられた役を演じようと必死になります。
それでも、どこか虚しさを感じないわけではなく、ひっそり心を痛めていたところ、花嫁を披露する儀では、みなのまえで貴砺に抱かれるという話を耳にしてしまう。
凌にしてみれば、気持ちがあってこその行為。
なのに、そんな風にされてしまうのでは、ますます自分が貴砺が総帥になるための道具になったような気がしてならない。
凌は、花嫁だからこそ、貴砺と対等でいたい、そう思っていたのに、ますます自分の存在がわからなくなってしまう。
しかも、その儀式から逃げ出そうとした凌に怒った貴砺から、無理やり抱かれてしまいます。
貴砺の部下・王の目の前で。
そんな貴砺にもう、どうしようもなく惚れちゃってる凌は、逃げることなく抱かれるんですが、・・・よく許すよね、あんな男(笑)
そして、とうとう本番を迎えることに。
が、しかし、その儀式全部が、茶番だったのです。
貴砺はそもそも総帥になりたいとも思っていなくて、長男が継げばいいとわりきっていたものの、出来損ないの次男がなにかしでかしそうだったので、それを罠にかけるために、一芝居うつことに。
そのために選ばれた偽花嫁が、凌。
・・・そう、最初に貴砺の屋敷に訪れることから、すでにはじまってたんですよ、なにもかもが。
お金持ちのやることは、わかんないよね(笑)
そうやって、最初から嘘をついてた貴砺を責めるわけでも、嫌うわけでもない凌。
貴砺のために、身を挺してその命を守ったり、・・・情けない貴砺とは大違いの、男前ぶりを発揮。
貴砺って、はじめは悪事を暴くための道具でしかなかった凌にあっという間に恋をしたくせに、ちっとも素直になれないんだもん。
遠回りしたけど、最後はらぶらぶですね♪
・・・でも、コレ読んでるとき、どうやっても凌の声を小野さんに脳内変換できなかったよ(笑)

ところで、ビジュアルが美しいことが大半のBLにおいて、次男のルックスは、最強にすごかったです。
一馬さん、すばらしいお仕事です(笑)
あれと、貴砺たちが兄弟って、無理でしょ?
DNA鑑定をした、パパの気持ちはよくわかります。
・・・それくらい、絵にかいたような、メタボのブサ●ク。
まあ、絡みがないからどーでもいいんだけどね。



posted by 棗 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>水瀬結月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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